漢方治療について

漢方外来について

西洋薬は病気そのものの治療を目的として投与しますが、漢方薬は”病気を引き起こす体の状態”に対して作用します。漢方治療では、体を”病気を引き起こさない状態にすること”を目的に治療を行います。
一般薬の治療で充分な効果が現れない方や、何度治療を行っても同じ疾患を繰り返す方には、漢方治療が有効な場合もあります。

漢方治療の特徴

漢方薬治療には以下のような特徴があります。

  1. 漢方医学は5~6世紀ごろに中国から日本に伝わり独自の発展を遂げた「日本独自の医学」です。
  2. 原因の特定できない病気や病気を発症する前の状態「未病」の治療にも効果を発揮します。
  3. 1つの材料に複数の効果が含まれており、複数の症状にも効果が期待できます。

漢方外来では、自覚症状はあるものの検査では異常が見つからない方、あるいは西洋医学的治療では十分な効果を得られない患者さまに体質に合った漢方薬を処方します。
また、当院で処方している漢方薬は厚生労働省から認可されている「医療用漢方製剤」で、健康保険が適用されます。