
春日部駅西口 徒歩3分/耳鼻咽喉科・アレルギー科
「毎晩いびきがうるさいと言われる」「寝ているときに息が止まっていると指摘された」「しっかり寝たはずなのに昼間眠くて仕方がない」——こうした状態が続いているなら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が背景にあるかもしれません。
睡眠時無呼吸症候群の多くは、鼻からのどにかけての空気の通り道が、眠っている間に狭くなったり塞がったりすることで起こります。当院は耳鼻咽喉科として、その「狭くなっている場所そのもの」を診察で確認できるのが特徴です。検査からCPAP治療の継続まで、春日部で通いやすい体制を整えています。
こんなサインはありませんか
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に起きていることが原因のため、ご本人がいちばん気づきにくい病気です。次の項目に当てはまるものがないか確認してみてください。
ご自身で感じやすいサイン
- 起きたときに口がカラカラに乾いている
- 朝、頭が重い・すっきり目覚められない
- 寝たはずなのに日中どうしようもなく眠い
- 会議中や信号待ちでうとうとしてしまう
- 夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる
- 集中力が落ちた、物忘れが増えた気がする
- 血圧が高めと指摘されている
ご家族・周囲の方が気づくサイン
- いびきが大きく、毎晩のように続いている
- いびきが急に止まり、しばらくしてから大きな呼吸で再開する
- 眠っている間、苦しそうに呼吸をしている
- 寝返りが極端に多い、寝相が落ち着かない
特に注意していただきたいのは、ご家族から「息が止まっている」と言われたことがある場合です。ご本人に眠気の自覚がなくても、睡眠中には呼吸が繰り返し止まっていることがあります。日中の強い眠気は、運転や作業中の事故につながるおそれもあります。心当たりのある方は早めにご相談ください。
眠気のセルフチェック(エプワース眠気尺度)
エプワース眠気尺度(ESS)は、日中の眠気の強さを点数で確認するための国際的な質問票です。8つの場面について「うとうとしてしまう可能性」を4段階で選ぶだけで、合計点(24点満点)の目安がその場でわかります。
最近1か月ほどのふだんの生活を思い出しながら、それぞれの場面に最も近いボタンをお選びください。実際にその状況になったことがない場合は、「もしその場面になったらどうなるか」を想像してお答えいただいて構いません。
すわって本や新聞、スマートフォンなどを読んでいるとき
すわってテレビや動画を見ているとき
会議や映画館など、人の集まる場所でじっとすわっているとき
ほかの人が運転する車に、1時間ほど乗り続けているとき
午後、横になって休んでいるとき
すわって誰かと話をしているとき
お酒を飲まずに昼食をとったあと、静かにすわっているとき
自分で運転中、渋滞や信号待ちで数分間止まっているとき
0 / 8 問に回答しました
合計0点(24点満点)
※このセルフチェックは眠気の程度を把握するための目安であり、診断を行うものではありません。点数にかかわらず、気になる症状がある場合は医師にご相談ください。入力内容が当院に送信されることはありません。
睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気ですか
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、眠っている間に呼吸が繰り返し止まったり浅くなったりする病気です。呼吸が止まるたびに体は低酸素状態になり、脳が目覚めかけるため、睡眠時間は足りていても眠りの質が大きく損なわれます。
重症度の判定にはAHI(無呼吸低呼吸指数)という数値を使います。これは「睡眠1時間あたりに、10秒以上の無呼吸または低呼吸が何回起きたか」を表したものです。AHIが5以上で、日中の眠気などの症状を伴う場合に睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
| 重症度 | AHI(1時間あたりの回数) |
|---|---|
| 軽 症 | 5回以上 〜 15回未満 |
| 中等症 | 15回以上 〜 30回未満 |
| 重 症 | 30回以上 |
※ご自宅で行う簡易検査では、実際の睡眠時間を測定しないため、検査時間をもとに算出したREI(呼吸イベント指数)という近い指標を用いることがあります。
2つのタイプがあります
閉塞型(OSA)/空気の通り道がふさがるタイプ
睡眠時無呼吸症候群の大半を占めるタイプです。眠って全身の筋肉がゆるむと、舌の付け根やのどの奥が落ち込み、空気の通り道が狭くなります。呼吸しようとする動き自体はあるのに空気が通らないため、いびきや、あえぐような呼吸が起こります。
体重の増加だけでなく、もともと顎が小さい方や、アレルギー性鼻炎などで鼻がつまっている方にも起こります。
中枢型(CSA)/呼吸の指令が出ないタイプ
脳から「呼吸をしなさい」という信号が出なくなることで起こるタイプです。空気の通り道自体は開いているにもかかわらず、胸やお腹の呼吸運動そのものが止まる点が閉塞型との大きな違いです。
心臓の病気などが背景にあることもあり、専門的な検査と管理が必要になる場合には、連携する医療機関へご紹介します。
どのような方に起こりやすいのですか
首まわりへの脂肪のつきすぎ、もともとの顎の小ささ、扁桃やアデノイドの肥大、鼻づまり、加齢による筋力の低下、就寝前の飲酒などが主な要因です。太っていなくても発症するため、「自分は痩せているから大丈夫」とは言い切れません。
- 体重が増えた方/首が太く短い方 — のどの内側にも脂肪がつき、気道が狭くなります
- 顎が小さい・下顎が後ろに引っ込んでいる方 — 日本人に多い骨格で、痩せていても気道が狭くなりがちです
- 鼻づまりが慢性的にある方 — アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症など
- 扁桃が大きい方/お子さまではアデノイドの肥大がある場合
- お酒を飲む習慣のある方 — 就寝前の飲酒はのどの筋肉をゆるめ、無呼吸を悪化させます
- ご家族に同じ症状の方がいる場合 — 骨格が似るため起こりやすい傾向があります
- 男性、および閉経後の女性 — 女性ホルモンの変化が関係すると考えられています
当院ではアレルギー性鼻炎の診療にも力を入れています。鼻の状態と無呼吸は密接に関係するため、アレルギー性鼻炎(花粉症)や副鼻腔炎でお困りの方は、いびきの有無もあわせてご相談ください。
治療せずにいると、どうなりますか
呼吸が止まるたびに血液中の酸素が減り、血圧や心臓に負担がかかります。その状態が毎晩何年も続くことで、高血圧・不整脈・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病などのリスクが高まることが知られています。また、日中の強い眠気は交通事故や労働災害の原因にもなります。
「いびきは体質」「眠いのは年のせい」と受け止められがちですが、睡眠時無呼吸症候群は毎晩くり返し全身に負担をかけ続けるという点で、放置すべきではない病気です。
からだへの影響
夜間の低酸素と、そのたびに起こる覚醒反応によって血圧が上がりやすくなります。高血圧の治療をしていてもなかなか下がらない場合、背景に無呼吸が隠れていることがあります。心臓や血管の病気、糖尿病との関連も報告されています。
毎日の生活への影響
眠りが細切れになるため、日中の眠気、集中力・判断力の低下、気分の落ち込みなどにつながります。運転中や作業中の居眠りは重大な事故に直結するため、お仕事で運転をされる方は特に注意が必要です。
なぜ耳鼻咽喉科で相談するとよいのですか
閉塞型の睡眠時無呼吸症候群は、鼻からのどにかけての空気の通り道が狭くなって起こります。耳鼻咽喉科はまさにその部分を専門とする診療科であり、「どこが、どのくらい狭いのか」を実際に目で見て確認できることが大きな強みです。
当院では、いびきや無呼吸でご相談いただいた際、次のような点を診察で確認しています。
- 鼻の中:アレルギーによる粘膜の腫れ、鼻中隔の弯曲、副鼻腔炎など、鼻の通りを妨げる原因がないか
- のどの奥:扁桃の大きさ、軟口蓋や舌の付け根の形など、気道が狭くなりやすい構造になっていないか
- お子さまの場合:アデノイドや扁桃の肥大がないか
必要に応じて内視鏡(ファイバースコープ)を用い、モニターに映した画像を一緒にご覧いただきながら、どこが狭くなっているのかをご説明します。
また、鼻がつまっているとCPAP治療が続けにくくなるという実際的な問題があります。鼻の治療と無呼吸の治療を同じ場所で並行して進められることは、耳鼻咽喉科で相談していただくメリットのひとつです。
検査について
まずは診察、そしてご自宅での簡易検査
当院では、問診と鼻・のどの診察を行ったうえで必要と判断した場合に、ご自宅で眠りながら受けられる簡易検査をご案内しています。入院の必要はなく、いつもの寝室でふだんどおりに就寝していただくだけです。
指先や鼻元に小さなセンサーを装着し、睡眠中の呼吸の状態と血液中の酸素飽和度などを測定します。痛みはありません。取り付け方の説明書が同封されていますので、機械が苦手な方でもご安心ください。
より詳しく調べる精密検査(PSG検査)
簡易検査の結果によっては、さらに詳しい終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)が必要になることがあります。簡易検査では測定しない脳波を同時に記録することで「実際に眠っていた時間」がわかり、無呼吸の回数をより正確に評価できます。
※当院では在宅は行っていないため、提携の医療機関へご紹介いたします。
2つの検査の違い
| 簡易検査 | 精密検査(PSG検査) | |
|---|---|---|
| 主な目的 | 無呼吸があるかどうかのふるい分け | 重症度と睡眠の質の正確な評価 |
| 測定する項目 | 呼吸の流れ、血中酸素飽和度、いびき音 など | 上記に加えて脳波・眼球運動・筋電図など(眠りの深さも評価) |
| 受ける場所 | ご自宅 | 提携の医療機関(ご紹介) |
| 位置づけ | 最初に行う検査 | 簡易検査で必要と判断された場合に行う検査 |
検査費用について(健康保険適用)
いずれの検査も健康保険が適用されます。自己負担額の目安は診察時にご説明いたします。なお、初診料・再診料や、あわせて行う処置・検査の費用は別途かかります。
受診から治療までの流れ
初めて受診される方は、インターネットでの受付をお願いしています。以下の流れで診察・検査を進めます。
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インターネットで受付
当院は順番受付制です。初めて受診される方はインターネット受付のみとなります(お電話でのお取りはできません)。午前は当日8:00〜11:00、午後は当日8:00〜16:30が受付時間です。事前にWEB問診にご回答いただくと、診察がスムーズです。
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問診・鼻とのどの診察
気になる症状、いびきを指摘された状況、生活習慣などをうかがいます。あわせて鼻の通りや扁桃の大きさを確認し、必要に応じて内視鏡で気道の状態を拝見します。
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簡易検査機器の発送
簡易検査機器は業者から送られます。
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ご自宅で測定
いつもどおりの時間にご就寝いただき、眠っている間に測定します。特別な準備は必要ありません。
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機器の返却・結果のご説明
返却は業者にお願いいたします。機器をご返却いただいたのち、解析結果をもとに重症度と今後の方針をご説明します。
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必要に応じて精密検査
簡易検査の結果によっては、脳波も含めて調べる精密検査(PSG検査)をご案内します。
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治療の開始と継続
重症度と原因に応じて治療法を選択します。CPAP治療を開始した場合は、月1回の通院で使用状況を確認しながら、使い心地の調整や鼻の治療を続けていきます。
治療にはどのような方法がありますか
治療の柱は持続陽圧呼吸(CPAP)療法とマウスピースです。これに加えて、減量や飲酒の見直しといった生活習慣の改善と、鼻づまりの治療を組み合わせていきます。どれを選ぶかは、検査で確認した重症度と、狭くなっている場所によって決まります。
持続陽圧呼吸(CPAP)療法
中等症から重症の閉塞型で、最も広く行われている治療です。鼻に装着したマスクから一定の圧をかけた空気を送り込み、その圧力で気道がふさがるのを防ぎます。装置が気道を内側から支えるイメージです。
健康保険が適用され、月1回の通院が必要です。当院ではCPAP治療の管理を継続して行っています。「マスクが気になって眠れない」「空気が強く感じる」といったお悩みは、設定やマスクの種類を調整することで改善できることが少なくありません。自己判断で中断せず、まずは診察時にお聞かせください。
マウスピース(口腔内装置)
就寝時に装着し、下顎をやや前方に保つことで気道を広げる装置です。軽症の方や、CPAPがどうしても続けられない方の選択肢になります。
医師が必要と判断して作製する場合は健康保険が適用されます。作製は歯科で行うため、対応している歯科医院をご紹介します。
鼻づまりの治療(当院の得意分野です)
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎による鼻づまりは、いびき・無呼吸を悪化させるだけでなく、CPAPの継続そのものを難しくします。当院では点鼻薬・内服薬のほか、症状に応じて舌下免疫療法などのアレルギー治療も行っています。無呼吸の治療と鼻の治療を同時に進められる点が、耳鼻咽喉科ならではの強みです。
生活習慣の見直し
- 減量 — 首まわりやのどの内側の脂肪が減ることで、気道の広さに改善が期待できます
- 就寝前の飲酒を控える — アルコールはのどの筋肉をゆるめ、無呼吸を悪化させます
- 寝る姿勢の工夫 — 仰向けで悪化しやすい方は、横向きで眠ると軽くなることがあります
- 服用中のお薬の確認 — 睡眠薬や安定剤の種類によっては呼吸に影響することがあるため、診察時にお知らせください
重症度からみた治療の目安
| 状態 | 主に検討する治療 |
|---|---|
| 軽 症 | 生活習慣の改善(減量・飲酒・寝具の見直し)、マウスピース、鼻づまりの治療 |
| 中等症〜重症 | 持続陽圧呼吸(CPAP)療法を中心に、生活習慣の改善や鼻づまりの治療を併用 |
| 原因が明らかな場合 | 扁桃・アデノイドの肥大などが原因であれば、手術を検討する場合があります。(連携医療機関へご紹介) |
※実際の治療方針は、検査結果と診察内容をふまえて患者様ごとに決定します。効果の現れ方には個人差があります。
お子さまのいびきも、ご相談ください
お子さまのいびきは、アデノイドや扁桃の肥大、鼻づまりが原因になっていることが多くみられます。眠っている間に呼吸が止まる状態が続くと、日中の落ち着きのなさ、成長や発達への影響、おねしょなどにつながることがあります。
院長は小児耳鼻咽喉科疾患を専門分野のひとつとしており、埼玉県立小児医療センターでの勤務経験があります。お子さまの「いびきがうるさい」「口を開けて寝ている」「日中ぼんやりしている」といったご心配は、遠慮なくお聞かせください。






