難聴の症状
以下のような症状がみられます。
- 「小さな音が聞こえにくい」
- 「会話中に何度も聞き返してしまう」
- 「テレビの音量が大きいと家族に指摘される」
特定の高い音(体温計の電子音など)だけが聞こえにくくなることや、周囲が騒がしい場所で複数人の会話を聞き取るのが難しくなることもあります。
また、耳鳴りや耳が詰まった感じを伴うケースも少なくありません。
原因
大きく分けて2つのタイプがあります。
1つは、耳垢の詰まりや中耳炎など、音が神経に伝わるまでの経路に問題が生じる「伝音難聴」です。
もう1つは、加齢、長期間の騒音(騒音性難聴)、ストレス、ウイルス感染などにより、音を感じる神経や内耳の働きに問題が生じる「感音難聴」です。
これら両方が組み合わさっていることもあります。
治療内容
難聴の種類や原因によって治療法が大きく異なります。
- 耳垢や中耳炎が原因の場合
耳垢の除去や、お薬の処方、鼓膜の処置などを行い、原因疾患を取り除きます。
- 神経の働きが低下している場合や突然の難聴の場合
ステロイドなどの内服を行います。
- 加齢による難聴など、お薬や手術での改善が難しい場合
患者様の生活スタイルや聴力の状態に合わせた「補聴器」の選定と調整をご提案します。
ご家庭で気を付けていただきたいこと
ご家族や周囲の方には、「正面から」「ゆっくり」「はっきり」と話しかけてもらうよう協力を仰ぐことが大切です。むやみに大声で叫ぶ必要はありません。かえって言葉が響いて聞き取りにくくなることがあります。
また、耳への負担を減らすため、大音量でテレビを見続けたり、長時間イヤホンを使用したりすることは避け、適度に耳を休ませる生活を心がけてください。
補聴器を使用される場合は、常に最適な状態で使えるよう、定期的なメンテナンスや調整に通うことが大切です。
早急な受診が必要な場合
「朝起きたら突然、片耳が聞こえなくなっていた」
「急に耳鳴りがして音がこもるようになった」
など、ある時突然起こる難聴(突発性難聴など)は、発症から治療開始までの期間によって、症状改善の度合いが決まります。発症からできる限り早く、遅くとも1週間以内の受診をお勧めします。






